料金一覧
費用は全て税抜きでの表示です。
これまでに当院で遺伝カウンセリングをおうけになったことのある方(前回妊娠時など)は、追加情報提供や補足説明のみになりますので、遺伝カウンセリングの時間を短縮し、割引料金で対応させていただきます。
料金 | |
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NIPT | |
NIPT (遺伝カウンセリング・結果説明・陽性時の羊水検査または絨毛染色体検査料込み) | 130,000 |
NIPT+妊娠初期胎児精密超音波検査(セット割引) | 163,000 |
FMFコンバインドプラス | |
FMFコンバインドプラス (遺伝カウンセリング・結果説明料込み) | 80,000 |
精密超音波検査 | |
プレNIPT超音波検査 | 5,000 |
妊娠初期胎児精密超音波検査 | 41,000 |
妊娠初期胎児精密超音波検査(NIPTと併せてお受けになる場合) | 33,000 |
妊娠中期胎児精密超音波検査 | 45,000 |
妊娠中期胎児精密超音波検査 (今回の妊娠で当院での検査歴のある方) | 38,000 |
妊娠後期胎児精密超音波検査 | 45,000 |
フォローアップ超音波検査 | 11,000~18,000 |
超音波検査動画お持ち帰り(USBメモリ) | 2,500 |
超音波検査動画お持ち帰り(2回目以降) | 1,000 |
絨毛検査・羊水検査 | |
染色体迅速検査+G分染 | 210,000 |
(絨毛検査または羊水検査)追加マイクロアレイ | 170,000 |
染色体迅速検査+G分染+マイクロアレイ | 320,000 |
染色体迅速検査+マイクロアレイ | 270,000 |
その他特殊検査 | |
流産絨毛染色体検査・G分染 | 83,000 |
流産絨毛染色体検査・NGS染色体検査 | 53,000 |
その他の染色体検査、遺伝子検査、エクソーム解析、保因者スクリーニング検査などの特殊検査についてはお問い合わせ下さい | |
遺伝カウンセリング | |
遺伝カウンセリング 60分 | 10,000 |
30分 | 5,000 |
その他 | |
クアトロテスト(遺伝カウンセリング・結果説明料込み) | 40,000 |
検査のご説明
ここからは、FMC東京クリニックで行っている診療内容をご説明します。
もう少し詳しい説明のほしい方は、ページ末尾にあるお問い合わせフォームからご連絡ください。
スクリーニング検査
NIPT
(妊娠10週から)
妊婦さんの血液の中から胎児の染色体を見つけ出して、ダウン症候群(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミーがありそうかどうかを予想する検査です。詳しくはこちらの特設ページをご覧ください。確定診断には使えないので、陽性となった場合には追加の検査(羊水検査など)が必要となります。
なお、当院にてNIPTを受けられ陽性と判定された場合の追加の絨毛検査・羊水検査の費用は無料です。
NIPTと精密超音波検査を組み合わせるのがおすすめです。NIPTで検査できるのは胎児に起こりうる異常のごく一部ですが、精密超音波検査と組み合わせることで、NIPTを単独で行うよりも遥かに多くのことがわかります。(精密超音波検査は12-13週に行います)
NIPT + 初期胎児精密超音波検査セット
NIPTと精密超音波検査を組み合わせたプランです。NIPTで検査できるのは胎児に起こりうる異常のごく一部ですが、精密超音波検査と組み合わせることで、NIPTを単独で行うよりも遥かに多くのことがわかります。
FMFコンバインドプラス
(妊娠9-13週 採血)
(妊娠11-13週 超音波検査)
NT※1の厚みを測る超音波検査と、妊婦さんの血液中の成分を使った検査と超音波検査のデータと組み合わせて、胎児にダウン症候群(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミーがありそうかどうかを判断する検査が「コンバインド検査」。これに超音波検査で見つかる他の要素も加えて、より良い検査としたものが「FMFコンバインド・プラス」※2です。
※1 NTとは超音波検査で胎児の首の後ろを見た時に皮膚の内側で黒く写る部分のことです
※2 FMFはイギリスに本部があるFetal Medicine Foundation(胎児医療財団)の略称です。この財団は胎児医療の研究と専門家の育成を行う世界最大の組織で、当院の医師は全員がこの財団の認定資格を取得しています。
NTの厚みの判定は、妊娠11週から13週の時期に専門の医師が行うことが大事です。
こちらの動画もご覧ください。
クアトロテスト
(妊娠15-21週)
妊婦さんの血液中の成分を使って、ダウン症候群(21トリソミー)、18トリソミー、開放性神経管欠損症がありそうかどうかを判断する材料の一つとして行います。ただし、検出感度はNIPTと比べて劣ります。また、陽性的中率も高くはありません。妊娠中期血清マーカー検査とも呼ばれます。
プレNIPT超音波検査
(妊娠10-11週)
NIPTを受診される前に胎児が元気にしているかなどを超音波で確認する検査です。
精密超音波検査
妊娠初期胎児精密超音波検査
(妊娠12-13週)
この検査では、NTの計測を中心とした胎児の観察を行っていますが、NT以外の体の形やつくりについても細かく観察することで、胎児の問題を以前よりも早く見つけて、診断につなげることができます。
胎児を詳しく観察することで、NIPTでは見つからない問題を見つけることにもつながります。NIPTとセットでお受けいただくことをお勧めしています。
妊娠初期から胎児について詳しく見ることができるのが、当院での検査の特徴の一つです。
妊娠中期・後期胎児精密超音波検査
(中期は19-20週)
(後期は29-30週)
胎児の体の形やつくりの問題について、30分以上の時間をかけて頭から足先までくまなくチェックします。
妊娠中期は19週~20週、妊娠後期は28週~30週が最も適した時期と考えますが、妊娠何週でも胎児の観察は可能です。
妊婦健診で何らかの指摘を受けて心配な場合や、日程的に適した時期に合わない場合などには、上記の時期以外でも検査を行っています。
フォローアップ超音波検査
当院の精密検査でなんらかの問題が見つかった場合、その後少しの間隔を空けてまた来院していただいて、変化や経過を見るための検査です。まだ胎児が小さくて不確実な所見だった場合に、少し育ってから詳しく観察し直したりという時にも行います。
確定的検査(絨毛検査・羊水検査)
NIPTや胎児精密超音波検査・心エコー検査で胎児に異常の可能性が疑われた時、また年齢などがご心配でご本人の希望がある場合にお受けいただけます。
産科・胎児医療・遺伝学を熟知したFMC東京クリニックのチームが最適な検査方法をご提案し、結果説明からその後のフォローアップまで責任を持って妊婦さんと伴走いたします。
絨毛検査
(妊娠11週から14週)
胎盤は絨毛と呼ばれる組織の集まったものです。ここに針を進め、一部を吸い取って検査を行います。
日本では実施施設が限られていますが、FMC東京クリニックでは熟練者が数多くの検査を行っています。染色体異常や遺伝性の疾患の有無の確定に使います。
羊水検査
(通常は妊娠16週以降)
胎児を包んでいる羊水を採取して、その中にある胎児の細胞を調べます。
こちらも絨毛検査と同じく、FMC東京クリニックでは経験を積んだ熟練者が行っています。
染色体異常や遺伝性疾患の有無の確定に使います。
各種のご相談・遺伝カウンセリング
当院では遺伝カウンセリングを通じて、様々な検査の選択肢の中から個々の状況にあった適切な検査をお選びいただき、検査結果の解釈、その後の方針決定などに関して十分な情報を得ていただく機会をもうけています。
なお、当院では、個々の受診者様の多様な価値観を尊重し、どのような決断であってもサポートさせていただいています。医学的に推奨される方向性がある場合にはそれを情報としてお伝えすることはありますが、価値観によって判断がわかれるようなことについて、特定の方向に進むことを勧めることはありません。
また、当院の遺伝カウンセリングでは、がんの遺伝や、神経難病その他、子どもや大人のいろいろな疾患の遺伝や検査に関する相談に対応しています。
以下のような方は、いつでも遺伝カウンセリングをご利用ください。
- 流産の可能性や高齢妊娠が心配
- 妊婦健診で胎児の問題を指摘された
- 妊婦健診では何もいわれていないが心配なことがある
- 胎児の検査、出生前検査について詳しく知りたい
- 胎児の検査を受けるべきかどうか悩んでいる
- 胎児の検査について家族の中で意見が異なり困っている
- 生まれてくる子どもにみられる可能性のある病気や障害が心配
- 遺伝子や染色体に関連した疾患について情報がほしい
- 自分や子ども、家族にみられている疾患が遺伝する可能性について相談したい
- 胎児における頻度の高い染色体異常だけでなく、その他の染色体異常や遺伝性疾患について調べる検査について知りたい
- 着床前診断(PGT-A、PGT-SR、PGT-M)の情報がほしい
- PGT-Aなど着床前診断の結果について専門的な助言を得たい
- がんの遺伝について相談したい
- 他院で受けた遺伝子や染色体の検査結果について詳しく説明してほしい
- 特定の疾患の遺伝子解析や染色体検査を受けたい
- 保因者スクリーニング検査について相談したい
- その他、医療者に個別に相談したいことがある
妊娠・胎児お悩み相談について
近年、いわゆる“新出生前診断”と呼ばれることの多い検査についての話題がマスコミを賑わし、記事を目にされる方も多いことと思います。
しかし、一体何が正しい情報なのか、自分はどうすれば良いのかがわかりにくくなっていて、困っている妊婦さんも多いのではないかと思います。
当院では、専門のスタッフが状況に応じて60分〜90分かけて、そうしたことを考えるためのお手伝いをしています。以下のような方はお気軽にご相談ください。
- 年齢に伴う心配があって、検査を検討している。
- 以前の妊娠の経過の問題や子どもの問題があって、次の妊娠が心配。
- 妊婦健診で胎児の問題を指摘されたが、次にどうしたら良いのかがわからない。
- 出生前検査を受けたが、結果をどう考えたら良いのかわからない。
- そもそも検査を受けるべきなのかどうかがわからない。自分にあった検査があるのかどうかがわからない。
これらの他にも疾患に関わる遺伝子検査や保因者スクリーニング検査など、各種検査の扱いがあります。お問い合わせフォームやお電話にてご相談ください。
文責
中村靖(FMC東京クリニック院長/医学博士/臨床遺伝専門医・指導医/超音波専門医・指導医/産婦人科専門医/日本人類遺伝学会評議員/日本産科婦人科遺伝診療学会代議員/Fetal Medicine Foundation Licensee of Nuchal translucency, Nasal bone, Ductus venosus flow, Tricuspid flow)
田村智英子 (FMC東京クリニック医療情報遺伝カウンセリング部 遺伝カウンセラー / 認定遺伝カウンセラー(米国遺伝カウンセラー認定協議会)/ 認定遺伝カウンセラー(日本人類遺伝学会、日本遺伝カウンセリング学会)/ 家族性腫瘍カウンセラー(日本遺伝性腫瘍学会)/ 薬剤師 / 日本人類遺伝学会評議員 / 日本遺伝カウンセリング学会評議員 / 日本産科婦人科遺伝診療学会代議員)