当院の胎児精密超音波検査では、画像の解像度の高い精密な機器を使用して、週数に合わせて胎児の観察を詳しくおこないます。
胎児の観察は、超音波診断装置の性能や検査をする医師の技術によって検査の質が違ってきます。胎児の検査を専門にする医師が知識と経験に基づいて検査を行うことが大切です。
当院の胎児精密超音波検査は専門の医師が、お腹の赤ちゃんの頭部、体幹、四肢など体のつくりの細部まで、ふだんお通いの産婦人科の妊婦健診よりも時間をかけて詳しく観察していきます。
このページでは、胎児の精密超音波検査について詳しく説明いたします。
当院で行っている胎児精密超音波検査と、通常の妊婦健診で行われている超音波検査の違いはこちらをご覧ください。
妊娠初期胎児精密超音波検査(妊娠12-13週)
この検査では、NTの計測を中心とした胎児の観察を行っていますが、NT以外の体の形やつくりについても細かく観察することで、胎児の問題を以前よりも早く見つけて、診断につなげることができます。
胎児を詳しく観察することで、NIPTでは見つからない問題を見つけることにもつながります。NIPTとセットでお受けいただくことをお勧めしています。
妊娠初期から胎児について詳しく見ることができるのが、当院での検査の特徴の一つです。
妊娠中期・妊娠後期胎児精密超音波検査(中期19-20週)(後期29-30週)
胎児の体の形やつくりの問題について、30分以上の時間をかけて頭から足先までくまなくチェックします。
妊娠中期は19週~20週、妊娠後期は28週~30週が最も適した時期と考えますが、妊娠何週でも胎児の観察は可能です。
妊婦健診で何らかの指摘を受けて心配な場合や、日程的に適した時期に合わない場合などには、上記の時期以外でも検査を行っています。下記のフォームからご相談ください。
フォローアップ超音波検査
当院の精密検査でなんらかの問題が見つかった場合、その後少しの間隔を空けてまた来院していただいて、変化や経過を見るための検査です。まだ胎児が小さくて不確実な所見だった場合に、少し育ってから詳しく観察し直したりという時にも行います。
NIPTと胎児超音波検査を組み合わせるメリット
NIPTと胎児超音波検査にはそれぞれの強みがあります。
この二つを組み合わせることで、更に大きなメリットが生まれます。
詳しくは当院院長・中村靖による解説動画をご覧ください。
当院の医師が保持している関連資格
当院の医師は全員がFetal Medicine Foundationの妊娠第1三半期超音波検査による染色体異常risk計算(Nuchal translucency, Nasal bone, Ductus venosus flow, Tricuspid flow)のライセンス保持者です。