出生前検査・診断

NIPT

ついに出た日産婦の指針改定案。そしてつまはじきにされる私たち。

昨年の10月に以下の記事を書きました。 混沌としてきたNIPT事情。どうする日本医学会、日本産科婦人科学会。 - FMC東京 院長室 それから7か月。 ついに日本産科婦人科学会が新たな指針(案)を出してきました。 以下、時事通信の配信記事で...
NIPT

『新出生前診断に施設拡大案、学会 研修受ければ可能に』という見出しの記事が出ました

マスコミ各社はNIPTの呼び名をこれまでの『新型出生前診断』から『新出生前診断』に変更する事にしたんでしょうか。まあそれはどうでもいいい話ですが、いい加減この『出生前診断』という言葉の誤用をやめてもらいたいものです。さて、表題の記事ですが、...
出生前検査・診断

胎児超音波検査を行う時期に、医師個人の価値観が反映されている。

ホームページをご覧になるとわかると思いますが、当院で設定している胎児超音波検査には、妊娠初期の超音波検査と妊娠中期の超音波検査があります。この二つは、海外で行われている検査に照らして言うと、前者が、第1三半期の検査(First trimes...
人工妊娠中絶

年頭所感:ある枠組みにまとめて同一視してしまうのはもうやめよう

皆さま、新年あけましておめでとうございます。 クリニックは、4日より診療を開始しました。  年末年始を脈絡なく過ごしたために、大事な執筆作業が思うようにはかどらなかったので、ブログの更新も途切れ途切れになりますが、年頭にあたって、このところ...
NIPT

NIPTについて、日本医学会として今後どうするつもりなのか、全く見えてこない年越し 〜 つづき

昨夜は酔いに任せて、やや文章が乱暴になってしまいましたが、一夜明けてまだ書ききれていないところがあるので、続きを書きます。 昨日もひっかかった、『妊婦が十分な認識を持たず』『意義について妊婦が誤解する』という部分、ほんとうに嫌な感じがするん...
NIPT

NIPTについて、日本医学会として今後どうするつもりなのか、全く見えてこない年越し

私たちのクリニックは、本日が2018年の仕事納め。診療を終えて大掃除、その後忘年会で、明日からは休みに入ります。 まずはゆっくり休んで、また年明けから心機一転頑張ろう!と思っていた矢先、、、 日本産科婦人科学会と日本周産期・新生児医学会から...
NIPT

日本医学会認定施設の先生、冷たくあしらわないで。

前回、「次はへその緒の話をしようと思います。」と書いたのですが、前にこの記事を書いてあったのを発見しました。 drsushi.hatenablog.comこれ、昨年10月に書いたんですが、今も同じこと毎日のように言われます。へその緒が絡まる...
出生前検査・診断

優秀演題賞受賞 NTが厚いケースについての調査研究で

先日開催されました、第136回関東連合産科婦人科学会学術集会において、発表した演題『高度なNuchal translucencyの肥厚を呈したケースの転帰』が、多くの演題の中から周産期部門の優秀演題賞に選出されました。この学会は、日本産科婦...
出生前検査・診断

尻拭いをしているのは、無認可施設だけではない。ー NIPT認可の問題点

これまで、このブログでは、NIPT(いわゆる、新型出生前診断)を認可外で行なっている施設の問題点について、言及してきました。 drsushi.hatenablog.com この記事の中で、私たちはそういった施設の尻拭いをしているという忸怩た...
出生前検査・診断

産科のお医者さんたち、自分の価値観を普遍的なものだと勘違いしていませんか

当院に相談に来られる妊婦さんたちは、普段は別の産科医療機関で妊婦健診を受けておられますので、本当に色々なお医者さんがおられるものだなあと思わせるエピソードを伺うことがあります。そんな中で最近気になった話をいくつかします。  ある40歳を過ぎ...