NIPT NIPT実施施設は増加傾向だが、出生前検査・診断の提供体制は順調に整いつつあるのか? その6 (前回より続く) 「気になる「中絶」→「中断」への言い換え」 最後に、齋藤有紀子氏の論文の中に気になる記載があったので、これについて取り上げたいと思います。それは、以下の部分です。 医学会指針には「中絶」という言葉は出てこない。代わりに「... 2024.07.09 NIPT人工妊娠中絶出生前検査・診断学会
学会 NIPT実施施設は増加傾向だが、出生前検査・診断の提供体制は順調に整いつつあるのか? その5 前回より続く 医学会指針には「中絶」という言葉は出てこないが、指針内のいくつかの記載から、『出生前診断後に人工妊娠中絶が行われうることは実質的に前提となっている』ことを踏まえ、人工妊娠中絶に関する日本の法制度を確認するに、『日本では中絶は... 2024.06.28 学会遺伝カウンセリング
18トリソミー NIPT実施施設は増加傾向だが、出生前検査・診断の提供体制は順調に整いつつあるのか? その4 (前回より続く) 中絶だけに注目した議論がはらむ問題 それと、いつも気になるのは、検査を実施したり受検したりすることに対する批判的意見が、「命の選別」というワードで語られるように常に中絶を想定されていることです。 出生前検査はNIPTだけで... 2024.05.31 18トリソミーNIPT人工妊娠中絶出生前検査・診断染色体異常
NIPT NIPT実施施設は増加傾向だが、出生前検査・診断の提供体制は順調に整いつつあるのか? その3 染色体異常が判明した場合には中絶しなければならないという決まりは無い これまでの記事 (前回から続きます) この後 お腹に宿ったこどもの命の選択をしたくない、という妊婦もいる。そのような弱い立場の人たちを擁護すべきであり、どんな子であって... 2024.04.30 NIPT人工妊娠中絶出生前検査・診断
NIPT NIPT実施施設は増加傾向だが、出生前検査・診断の提供体制は順調に整いつつあるのか? その2 前回記事から続きます。 遺伝カウンセリングと「理不尽な意見」 さて、東京女子医大の山本俊至氏は、実際にNIPTに関わる遺伝カウンセリングに携わる中で、検査を希望するカップルから発せられる“理不尽な”意見を聞くことがあると言います。 それ... 2024.04.09 NIPT人工妊娠中絶出生前検査・診断学会胎児について遺伝カウンセリング
医療全般 2024年 年頭所感 今年こその思いはあるが、はてどうすれば・・ ありがたいことにクリニックが多忙でブログを書く時間が 前記事の続きを書けないまま、年が明けてしまいました。その時頭の中にある記事を一気に書いてしまわないと、後から思い出して書くのが難しくて、、、 ありがたいことに昨年後半は診療その他でいろい... 2024.03.24 医療全般
出生前検査・診断 「〇〇ちゃんがいない世界」というイメージづくりについて考える 以前から気になっていたのですが、出生前検査の普及に関連して、「〇〇ちゃんのいない世界」というような題名のドキュメンタリー(?)番組がテレビなどで放映されることがあって、これにいつも引っ掛かりを感じるのです。このいつも感じる引っ掛かりについて... 2023.06.25 出生前検査・診断
人工妊娠中絶 羊水検査や絨毛検査のリスクについての認識は、いつになったら変わるのか(前編) つい先日、久しぶりに出生前検査認証制度運営委員会のウェブサイトにアクセスしたのですが、1月に一般の方向けの情報が公開されるなど徐々に内容が充実してきているようですね。 実は今年3月に、令和4年度出生前検査認証制度等広報啓発事業(厚生労働省... 2023.06.18 人工妊娠中絶出生前検査・診断
出生前検査・診断 「滑りやすい坂」理論について。 – 知らないでいることを尊重すれば良いのかという問題。 私たちは毎週、ZOOMでの外部参加者も入れた短時間の院内勉強会を行っているのですが、先日の症例検討会で扱った話題が、自分でも示唆に富んだ課題を感じるものだったので、ちょっとまとめておきたいと思います。 人間の体の各部位が、今生きて生活してい... 2023.04.14 出生前検査・診断希少疾患・染色体微細欠失症候群染色体異常遺伝カウンセリング
出生前検査・診断 生殖補助医療は、「生まれてくるこどものための医療」なのか? 公開討論会「“できる”ことはすべてやっていいのか? “ダメ”だとすれば誰が止めるべきなのか?ー」 2023年4月2日、日本産科婦人科学会主催の公開討論会『生まれてくるこどものための医療(生殖・周産期)に関わる「生命倫理について審議・監理・運... 2023.04.08 出生前検査・診断学会着床前診断