NIPT

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学会の認定を受けずにNIPTを行なっている医療機関が、X,Y染色体の数的異常の検査を行うことは大きな問題

このところちょっと学会の裏事情的な話題ばかりでしたが、それは一段落として、もう少し実際の診療に関わる話をしていきたいと思います。現在、学会認可の施設でのNIPT検査は、3種類のトリソミーのみに限定されています。NIPTコンソーシアムからは、...
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全染色体は大丈夫?「ビショウケツ」の検査も受けた? – 非認定NIPT提供施設で全染色体の異数性や微細欠失症候群を扱っていることの問題点 その2

前回の続きです。 いわゆる『非認定施設』でNIPTを受けてきた方に、「どのレベルまでの検査をお受けになりましたか?」と伺ったところ、「“ビショウケツ”までやりました。」という方が、複数おられたのです。「ビショウケツ?」一人だけならその方が間...
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全染色体は大丈夫?「ビショウケツ」の検査も受けた? – 非認定NIPT提供施設で全染色体の異数性や微細欠失症候群を扱っていることの問題点 その1

私たち出生前検査専門施設がNIPTを扱うことができない状況が続いている現状の中、最近、学会認定を受けずにNIPT(“新型出生前検査”)を行なっている施設がどんどん増加してきています。美容外科グループが全国展開で検査を推進していますが、受検し...
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国が実態調査をするそうです。何の実態をどのように調査するのか、気になりつつ悶々とする夏の日。

梅雨が明けて猛暑の夏がやってきました。 そういえば昨年、「母体血を用いた出生前遺伝学的検査」施設認定・登録部会宛に登録申請を提出したのはこの季節だったと思い出し、確認したところ、私たちの施設からは7月20日づけで申請書を送付していました。も...
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最良の選択が「非認定施設」でのNIPT検査だという皮肉

日本産科婦人科学会の理事会、臨時総会、厚労省子ども家庭局母子保健課長通知を受けての新指針運用の停止から約4週間が経過する中、様々な動きが出てきているようで、いろいろな団体が意見開示や会合を行う話が伝わってきています。このように周りが騒いでい...
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NHKハートネットTV『シリーズ 出生前検査』を見て 私の視点

遅ればせながら、先日放送されたNHKハートネットTVの『シリーズ 出生前検査』を録画しておいてあったものを見ました。まだ、「第1回 妊娠- その時、どうしたら?」しか見てませんが、感想を記しておきます。 ご覧になった方も多いと思うのですが、...
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第55回日本周産期・新生児医学会学術集会 シンポジウム4「新型出生前診断(NIPT)が、優生思想に流れないために」 噛み合わない議論

2019年7月13日から15日の3日間にわたって、長野県松本市で開かれた、第55回日本周産期・新生児医学会学術集会に参加してきました。表題のシンポジウムがあり、流石にこのことに言及しないわけにはいかないでしょう。本当のところ、今回の学会には...
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妊婦が置かれている現状に目を向けずに論じていませんか? 論点のズレを認識してほしい。その3

続きです。 ・検査の広がりは妊婦の不安を煽り、安易な中絶につながりかねない。また、検査が一般化すると、妊婦は検査を受けるように重圧を受けるし、異常のある子を産み育てることに対して批判的な風潮や自己責任論が広がる懸念がある。こういう論調は、全...
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妊婦が置かれている現状に目を向けずに論じていませんか? 論点のズレを認識してほしい。その2

前回からの続きです。検査の実施に反対する意見に関して、私が感じている違和感、論点がずれていると思う点について、解説していきます。・胎児の染色体異常が見つかった結果、ほとんどの妊婦が中絶を選択する現状がある。これが広がることは命の尊厳を損なう...
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妊婦が置かれている現状に目を向けずに論じていませんか? 論点のズレを認識してほしい。

あっという間に7月になっていました。毎日の仕事に追われつつ、現状をなんとかできないものかと考え続けていますが、突破口が見えてきません。NIPTの新指針が6月22日の日産婦理事会において議決され、臨時総会で報告されてから、2週間が経とうとして...